クリエイティブとは?…
「選ばれし特別な人間だけが持っている
特別な能力・才能」
そんなイメージを持っていませんか?
おちつく農園も
当初はそう考えていました・・・
日々の農作業中、
おちつく農園は
ずっと同じ考えに
頭を支配されていました。
それは、
「クリエイティブな人間になりたい」
駆け出しの20代の頃は
常々そう考えながら
生きていました。
「才能が欲しい
才能を発揮したい
才能があれば・・」
至らぬ自分自身の現状
まだ見ぬ己の未知の領域への期待感
そして才能あふれる他者との
比較に苦しんでいました。
20代半ばの頃、
急遽大きい資金が必要な出来事があり
ちょうど機械や資材の
買い替えの更新も近かったため
資金繰りは本当にヤバいくらい
ショート寸前でした。
これでは農業が継続できない・・・
不安に駆られ、
そんな中で出来る事と言えば
限られた運転資金の中から
出費を抑えるために
例えば、100円で買える物でも
とにかく自分で何でも作りだそう。
そう心に誓い、
農作業の外注はせず
必要なものがあれば
何でも自分で
作り出すようにしました。
お金がかからないよう
全て身の回りにある不用品やゴミ、
頂き物を再利用することで
市販品と同等、
もしくは機能を多く盛り込んで
特許も取れそうなレベルの
クオリティーの物を
時間の経過と共に
自分で作り賄うことが
出来るようになっていました。
何とかこうやって細々とながらも
農業経営を継続して来ました。
そして、
自身のライフワークであり
新しいアイデアを生み出すため
脳に空洞を作る行
瞑想中に
気づきが訪れました。
20代の頃、
あれだけ憧れ欲していた
クリエイティブ能力とは
「ただ小さい工夫を
積み重ねていく事で
偶発的に必ず産出される」
ただそれだけの事だったんだと…
ドラゴンクエストという
昔からある今も人気の
RPGゲームがあります。
ゲーム中、
敵と対峙すると「戦う」
というコマンドがあり
それを選ぶとレベルに応じた
ダメージを敵に与える。
そして、
20回に1回ぐらいの割合で
「会心の一撃」という
とてつもない破壊力のある
ダメージを敵に与える事が
あるのですが・・
まさしく、
「戦う」→「工夫」
「会心の一撃」→「クリエイティブ」
と置き換えてみれば
世の中に実在する
クリエイティブな物質、作品は
ただひたむきに
「小さい工夫」を
積み重ねていく事で
才能の有無、クリエイティブを
意図するしないにかかわらず
どこかで必ず大きい
「クリエイティブ」を
産みだせるという事に
気づいたわけです。
おちつく農園は、
まだ当時物事に対する解像度が低く
俯瞰して物事を捉える能力が
低かったために、
クリエイティブの本質を
悟ることが出来ずに
世間が作り出した言葉のイメージに捉われ
その側面だけを見て
一喜一憂していたわけなのです。
実際は、
「泥臭いことを
ゲームをするかのように
毎日楽しんで、工夫して取り組む」
シンプルに
それだけで良かったのです。
そうすれば、
必ずどこかで
その人にとっての
「会心の一撃」
が産み出されるはず
なのですから。
いかにクリエイティブというものが
単純で身近な物か
と言うことが
ご理解いただけたんじゃないでしょうか?
ハードルが下がれば
数をこなすのは正直楽勝です。
ましてやクリエイティブは
偶発的に必ず産出されます。
そして、いかに
クリエイティブの「質」をあげるか?
という疑問に対しておちつく農園は
30歳からはじめた
奥深き「ヨガ」を実践する事で
答えを導き出すにいたったのです。
続く...